ブログ|安心の歯科治療 - 仙台市太白区富沢の歯科 - きしかわデンタルオフィス

  • 電話
       
〒982-0037
宮城県仙台市太白区富沢西三丁目1-1

秋葉原 審美治療セミナー

2018年02月05日(月)

こんにちは、院長の岸川です。

 

 

今日は秋葉原で審美治療セミナーでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯科医師なら誰もが思うだろうMIとフェルールと被せ物に求められる歯の削除量のジレンマ

 

 

 

 

 

私もこのせいで保険治療での白い被せ物は推奨できない時があります

 

 

 

 

 

銀歯がいいとは言いません

 

 

 

 

 

 

 

しかし、保険治療での合着することを前提(完全重合レジンは接着しません)に過剰な歯の削除が求められる白い被せ物はあまりやりたくない治療の一つです。

 

 

 

 

 

 

 

恐らくこの治療法を選択する時は神経の治療をした後だと思います。

 

 

 

 

さらに歯の外側を白い被せ物に合わせて削除するとフェルールは無いことがほとんどで、もしフェルールを確保したと思っていても実際は厚みが足りてないことが多いのが現実です

 

 

 

 

 

毎回マイクロ、ラバーダムを使った根の治療を行なっていなければそれだけで再治療のリスクになる(感染が残ることが想定される)

 

 

 

 

 

ラバーを使いレジンコアを行なっていなければコアの接着不良が起こる

 

 

 

 

 

デュアルセメントでセットするとセメントの変色が起こる(アミンのせい)

 

 

 

 

 

他にも沢山の再治療のリスクを持っています

 

 

 

 

 

 

そしていざ再治療にかかるともう殆ど歯が残ってない為、抜歯目前になる可能性すらあり得ます

 

 

 

 

 

 

もちろん元々再治療スタートで残存歯質が少なければ咬合等をみて作ることもありますし、虫歯が大きく銀歯と比較してもデメリットがあまりなければ積極的に白いものを入れてあげたいとは思っています。

 

 

 

 

 

 

ですが保険治療で歯質が残せるのであれば薄く削ってフェルール確保できる最小限の切削がベストだと思います。例え銀歯だとしてもです(金属の劣化等のデメリットも考慮した上で)

 

 

 

歯質が多いほど再治療できる回数が多い

 

 

 

エナメルが残せるので接着に有利、かつ歯の歪みが抑制できる。そのことでセメントのウォッシュアウトの頻度が下がり脱離直前に起こる歯の破折リスクを減らせる

 

 

 

縁上マージンで歯頚部にエナメルが残るためカリエス、歯周病のリスクを減らせる

 

 

 

 

 

 

形成やり方や諸々の知識を持っていないと銀歯でもメリットが全く残らない状態になりますが

 

 

 

 

 

その為にセラミック治療を想定する時はジレンマがありました

 

 

 

 

 

 

必要な削除量とフェルールの確保です。

 

 

 

 

 

 

アンレーも一つのチョイスですが色が難しい時(審美をしっかり改善したい時)はどこまで削ろうかと悩みますしフェルールを削ってでも審美を優先したこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

セラミックは接着可能なので取れてくることは今の所ありませんでしたが、これからもずっとそれが維持できるかどうかは分かりません。

 

 

 

 

 

 

 

接着工程は難しく、前歯3本セットするのに一時間以上かかり他の皆さんはどうなのだろうと思っていました。

 

 

 

 

 

今回は去年の国際審美学会の大会で拝聴した二宮先生のレクチャーがあったので再度受講して来他のですが、

 

 

 

 

 

 

 

二宮先生は前歯6本は半日アポとのことで、こだわりと緻密な作業はやはり時間がかかるのだと安心しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

去年の講演で、今まで見た事ない歯の永続性を考えた治療を見てもう一度お話を聞きたいと思っていたので今日のセミナーはすごく楽しみにしていました。

 

 

 

 

 

 

やっぱり診療休んでも行って良かったかなと思います。

 

 

 

 

悩んでいた事への解決策を提示して頂きました

 

 

 

 

 

 

保険外治療の知識ですがその中には保険内治療にも落とし込むことが可能なものもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

今後も最善の治療を提供できるようにアップデートして行きたいと思います。

 

 

ラバーダムは良い、しかしzooも悪くない

2018年01月17日(水)

こんにちは、アクロスプラザ 富沢の岸川デンタルオフィス院長です。

 

 

 

 

 

題名から専門用語です、読まれてる方も歯科関係の方でしょう。

 

 

 

 

 

今回は汚染防止のお話です。簡単にいうとそのような装置について書いてみます。

 

 

 

 

 

 

 

歯科関係者であればラバーダムの優位性はご存知かと思います。

 

 

 

 

 

そしてラバーダムがいかに臨床で目にすることが珍しいかもお分かりかと思います。

 

 

 

 

 

保険治療ではコスト削減、時間削減、患者さんも不快感が出る(嫌がられる)等のデメリットがとても多い。

 

 

 

 

 

 

昔は保険でもラバーダム1回300円くらい?の報酬があったらしいですが、私が歯科医師になった頃は無くなってました。

 

 

 

 

 

 

やっても患者さんは不快感が多く、報酬はなく、ボランティアで材料を使わないといけない。。。。

 

 

 

 

 

口コミが経営に強く影響する歯科医院では確かに廃れてくるのも納得です。

 

 

 

 

 

 

やらない方が早い、快適だと患者さんが感じられるなら、それは上手な歯科医院だと認識されるからです。

 

 

 

 

 

 

根尖2mmとかの制限つけるよりラバーの方が臨床上大事だと思うんだけども、、、

 

 

 

 

 

 

詳しくはgoogleで調べてみてください。

 

 

 

 

 

そんなラバーダムですが、代替品として性能は劣りますがzooという装置があります。

 

 

 

 

以前から存在は知っていましたが胡散臭くて使っていませんでした。

 

 

 

 

開業直後に後輩と話す機会があり、悪くはないと聞いてものは試しに購入してみた所、、、、、

 

 

 

 

 

いい!

 

 

 

 

お手軽、かつ許容範囲内。特にラバー出来ない歯冠長ではいい感じです。

 

 

 

 

 

先日zooを使ってダイレクト行いました。

 

 

 

 

 

銀歯の下の虫歯、全部外す予定は無かったけどセメントの劣化がマージンに限局していなかったので除去。

 

 

 

 

 

案の定リケージ(感染)していました

 

 

 

 

着色だけに見えますが、実は軟化した歯が着色下に大きく存在しています。

 

 

 

 

神経近くまで進行した虫歯の治療です。

 

 

 

 

 

 

遠心の歯冠長がなく歯肉からの滲出液をラバーだと抑えられるか心配だったのでzooを選択しました。

 

 

 

 

ダイレクト直後、マイクロ映像なのでオレンジ色に見えます

 

 

 

 

 

時間が経てばもう少し馴染んでくるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

zoo持ってない人はオススメです。滅菌が嵩張るけど、、、、、

 

後輩くんありがとう。

ディスポトレーの使用感

2018年01月12日(金)

こんにちは、アクロスプラザ 富沢西 岸川デンタルオフィスの岸川です。

 

 

 

 

 

毎回毎回、専門的すぎて一般の方向けではない内容のブログですが、、、、、今回もそうです^^

 

 

 

 

 

 

 

 

開業する前はディスポは、滅菌の手間が省けるし安いやつだったらランニングコストも問題ないんじゃないか?

 

 

 

 

 

 

と思ってましたが全然間違ってました。

 

 

 

 

 

 

ランニングコストは別に問題ありません、患者さんも使い捨ての方が安心するでしょう。

 

 

 

 

 

 

ですが決定的に許容できない問題が使い始めて分かりました。

 

 

 

 

 

通販での安いもの、ランニングコストを考えると保険治療ではこのディスポトレーを使用

 

 

 

 

 

 

ですが印象の変形が起きます。保持孔もあんまり宜しくない。。。

 

 

 

 

 

 

 

これはすぐに使用をやめました。

 

 

 

 

 

 

在庫を大量に抱えています。どうしよう、、、、、(笑)

 

 

 

 

 

別のディスポトレーです、これは有名メーカーなだけあり印象変形は見られませんでした。

 

 

 

 

 

 

トレーの硬さも保持孔も問題なし!、、、、、、でも高い!

 

 

 

 

 

 

 

最終的に行き着いたのが金属トレーでした、網トレーは汚れが取りにくいのでこちらで。

 

 

 

安いし今の所そんなに悪くないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一応、網トレーも持ってます。使いやすい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

APミキサーは最高です。高いけど

来年のダイレクト料金を検討中

2018年01月10日(水)

こんにちは。院長の岸川です。

 

 

一本の歯の治療を全ての制限抜きで自由診療で行うダイレクトボンディングですが、未熟な部分もあるせいか時間がかなり必要となります。

 

 

 

 

虫歯の大きさ、位置、噛み合わせ等にもよりますが、複雑なケースでは一歯の治療に1時間半程度はかかってしまいます。(時にはそれ以上)

 

 

 

その時間をかけただけの精度は出来ていると思いますので後はこの精度のまま治療のスピードを上げられれば文句なしですね。

 

 

 

 

今回は15,16の2本の歯を治療します。

 

 

治療中に17までラバーダムすればやりやすかったかなと思いましたが、特に問題なく出来たので良かったです。

 

 

14,15,16は歯肉縁までラバーしました、少しずつラバーも綺麗になってきてます。クランプはもっとトリミング必要だったかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

隣の歯が傷つかないように金属で防ぎます、マイクロ使っていても最小限の切削を意識すると隣が削れることがあるので安心です。

 

 

この位置の虫歯なら横からスロットで形成とも思いましたが位置が縁下に近かったこと、虫歯が大きく詰める際に隙間なく詰めれるか不安があった為に今回は辺縁隆線の削除を選択しました。

 

 

 

かなり神経に近く歯の1/3程度の大きさに広がっていて、治療しながらこのチョイスで良かったと思いました。

 

 

レントゲンで調べてはいましたが想定外の大きさでした。

 

 

 

 

 

 

 

結局はこの大きさまで入り口を広げてやっと直角に曲がった器具で内部を綺麗にすることが出来ました。

 

 

マージンの立ち上げは直視で行ける所は直視でやったほうがいいですね。

 

 

 

マイクロ前提のやり方にはなりますが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16の虫歯はもっと大きいです。青く染まる部分が虫歯

 

これはレントゲンで想定済みです、咬合面の古い詰め物を外してそこから虫歯を除去しますが。この虫歯も歯肉の近くから発生したものです。

 

 

 

 

今回は古い詰め物の分視界も十分に取れたのでトンネル形成できる所はやってます。

 

 

 

ほとんどトンネル形成はやらない(虫歯の取り残しがかなりの確率で起きる、もしくは隣の歯を削る)のですが今回は少し上部鼓形空隙部分が残せそうに見えたので行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色んな角度がついた器具を使って外側を残して虫歯を取って行きます。

 

 

器具が届かなくなったら入り口を広げて、これもかなり神経に近く綺麗にするのに時間がかかりました。

 

 

 

 

 

 

 

15はダイレクトして、16は辺縁隆線までダイレクトで咬合面はCRで塞いでる状態です。

 

 

 

乾燥しているので治療直後は天然歯は白く見えます。

 

 

 

 

想像以上に時間がかかり咬合面は次回ダイレクト行います。歯肉縁下から辺縁隆線までの立ち上がりは問題なく仕上がりました。

 

 

 

ダイレクトの一番のポイントだったので一安心です。次回歯肉の状態や再度、精度の確認を行う予定です。

 

 

今年は今の料金設定で行いながら検討したいと思います。

 

根管治療を成功させるには

2018年01月09日(火)

こんにちは。院長の岸川です

 

 

皆さんは歯の根の治療と聞いてもよく分からないと思う方が多いと思うのですが、歯医者さんで神経の治療のことを言います。

 

 

 

ですが実際は神経の治療を行うことは稀で神経の治療がされた後の再治療を行う事が多いです。

 

 

 

歯の神経を除去すると同時に歯の血管も除去するので神経の治療がされた歯では免疫が働かずに歯の内部で細菌が繁殖します。

 

 

 

細菌の数が問題にならない程度であれば良いのですが、感染が多いとしばらくして歯茎が腫れたり、噛んだ時の痛みが出てきます。

 

感染が多くてもすぐには症状が出ないので早期発見はなかなか難しいです。

 

 

レントゲンで見つかった時にはもう大分骨が溶けた状態なのです。

 

 

 

その為、感染した歯の治療の時は感染部分の削除が多く、治療後の歯の強度に不安が残るケースも多々あります。

 

 

 

今回もそのようなケースでした。

 

 

 

 

 

感染根管治療開始、簡単に内部の詰め物(GP)除去

 

取れたかどうか確認します、、、、、、いい感じですかね?

 

 

 

 

 

 

 

角度変えて、見やすいように歯を少し削り、、、、、、かなり残ってますね。

 

専門用語ですが、分岐部のアンダーカットのイスムスにこれだけ隠れていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ある程度綺麗に人工物を除去出来たので次のステップです

 

 

ここまででも感染除去は大変なのに、何故感染していない神経の治療の方が料金が高いのか。

 

神経の治療は感染させないように有機質とるだけなので簡単なのですが、、、、、、不思議ですね。

 

 

 

 

 

 

 

ここで感染部分が染まる薬を使うと、このように青く染まります。

最初に見た感じの感染は取った後ですが、根の中までしっかり感染してましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感染除去しては染め、除去して染めを繰り返して、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう危ない、これ以上は大きく穴が空くと思い感染除去はここまでで終了。

 

近心にクラックは認められていたのですが感染なしの状態なので外部には交通してなさそう。

 

だが、、、、、感染除去していくと頬側の歯根の中央ぐらいから割れ目が染め出されてきました。

 

 

 

 

 

悩みましたがMTAが保険治療で使えるはずもなく(根に穴が開いたら保険治療は試合終了です)、患者さんに説明し、限界まで綺麗にした後に根の先のみ詰めて(ダウンパックのみ)大部分をプラスチックで補強して終了。

 

 

この歯にトラブルが起きた場合には再治療できる歯の量ではない為に出来るだけ長く持つようにプラスチックで根を埋めました。

 

 

 

もっと歯がしっかり残っていれば再治療のことも考えたやり方にしますが今回はこれで経過を見たいと思います。

 

 

歯の根の治療は細菌感染との戦いです。

 

 

小さいことの積み重ねでしか成功率は上がりません。

 

 

見えない細部が見える細部になるマイクロスコープは歯科界の革命だと思います。

 

保険治療では必要と思った時にマイクロを使用しております

1 2 3 4 5 6 7
PAGETOP