ワンデートリートメントとは?
About One Day Treatment
虫歯治療は本来、虫歯の感染部分を除去して型取りを行い、石膏模型を作って歯科技工所に詰め物や被せ物を依頼し、完成を待って装着して完了します。すべて精密さが求められる工程で、特に歯科技工所で行う詰め物や被せ物の製作にはどうしても時間がかかってしまうものでした。
「ワンデートリートメント」とは、虫歯治療を1日で終わらせることを可能にする方法です。当院では、セラミック素材を使った虫歯治療は最短でその日のうちに完了します。
※症状や状況により、1日で完了しない場合もあります。
1日で治療が終わるので
感染症対策にもつながります
メリット
Merit01治療時間の短縮
治療時間が短縮され、患者さんの負担軽減につながります。これまでのような型取りと歯科技工所での製作作業が必要なくなるので、 複数の歯でも1回の治療で終わることが可能です。通院のために何度も仕事や学校の都合をつけたり、わざわざ休日をつぶしてしまったりすることもありません。
02快適な型取り
型取りは、3Dスキャナーを使って短時間の撮影で行います。一般的には粘土のような素材を口に含んで嚙まなければいけませんが、患者さんによっては吐き気がしてしまうこともあります。3Dスキャナーは小型の光学カメラで撮影をするだけなので、不快な思いをすることなく、短時間で型取りをすることができます。 使用する3Dスキャナーはこちら
03見た目が自然
天然の歯のような白いセラミック素材を使っているので、見た目が自然できれいな詰め物・被せ物が作れます。食事の時や、笑って口を開けたときに、銀歯のように目立つことがありません。また、金属を一切使用していないので、金属アレルギーの方も心配なくお使いいただけます。
「仮歯を使わない」というメリット

従来の治療方法では、型取りをしてから詰め物や被せ物が完成するまでの間は仮歯を入れていました。
次回の通院時に外せるように弱めに接着するので、外れてしまうことも多くあります。さらに、噛み心地にも違和感があったり、欠けてしまったりする可能性も少なくありません。仮歯を気にして生活することは大きなストレスも伴います。
仮歯を使わないワンデートリートメントでは、このようなトラブルが起こることもありません。
詰め物・被せ物に使うセラミックは、新たに虫歯になりにくく、材質の劣化が殆どない長持ちする素材だといわれています。プラークが付着しないうちにセラミックの詰め物・被せ物をしっかりと接着することで、割れや欠けの心配が少なく、健康な状態を保つことができます。
治療の流れ
Flow初診の際は、虫歯の診断とワンデートリートメントが行えるかの審査を行います。 ワンデートリートメントに沿った治療は、2回目の来院時に行います。 虫歯の状態や根管治療の必要性によって費用は異なりますので、詳しくは診療時にご説明いたします。


診断と審査の結果をもとに、ご相談の上で治療方針を決定します。


3Dスキャナーでお口の中を撮影します。


撮影したデータをコンピューター上で処理し、セラミックをレーザーで削り出します。


数十分後にセラミックの被せ物が完成します。人工歯を装着して、治療は完了です。

リスク・副作用
- 症状や状況により、1日で完了しない場合もございます
- 歯ぎしりや食いしばりなどの癖や、噛み合わせがよくない場合は、修復物に割れや欠けが生じる場合があります
- 加齢などで歯ぐきが退縮し、詰め物や被せ物の見た目に支障が生じるようになると、再度治療が必要になる場合がございます