韓国にて審美歯科医療セミナー終了
2024年10月06日(日)
韓国のバノバギイレブン歯科にてデジタルセットアップ、ラミネートベニア、ボトックスのセミナーに参加してきました。
バノバギイレブン歯科 https://www.instagram.com/banobagi_eleven.jp/

デジタルセットアップ

当院では矯正治療や審美治療で用いることが多いフェイススキャナーです
本場韓国での治療例や手技を教えていただきました。

なぜか手違いで修了証が2枚ありました

歯科治療は健康治療が前提とはいえ、見た目の美しさも時代に合わせて研鑽していきたいですね。
どのように映るか、写真への映えの影響や治療時間に対する手技等
デジタルを利用して短時間に最適な提案をしていければと思います。
ボトックスも今後当院で対応できるようにしてまいります。
よろしくお願いいたします。
M&Associates矯正歯科臨床スタンダードコースを修了しました
2024年03月20日(水)
歯科矯正治療を担当している岸川です。
2023年6月から始まったM&Associates矯正歯科の増岡先生らが開催するM&Associates臨床スタンダードコース(全5回)を2月29日に修了しました。
増岡先生は日本矯正歯科学会の指導医であり、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(商品名インビザライン完成物薬機法対象外/以下インビザライン)の講師としてご活躍されています。今回、インビザラインを用いた歯科矯正治療について体系的に学ぶべく、本セミナーを受講しました。
本セミナーではインビザラインの得意・不得意な動きについての最新の研究を元にした考察や、症例に応じたシステマチックな治療計画の作成方法、スタッフ教育や院内ワークフローの確立など、均質で高品質な治療を提供する方法について学ぶことができました。クリンチェック治療計画(インビザライン治療計画)におけるゴール設定や、効率的な歯の移動様式の考え方は明快で、論理的でとても勉強になりました。
また、受講する中で強く感じたのは、デジタル化により様々な仕事が自動化される一方で、「顎骨の適切な位置に歯を並べること」という超基本的でアナログな原点が最も重要であり、ワイヤー矯正でもインビザライン矯正でもそのゴールを達成するためにはドクターによる緻密な分析と見落としのない診断が最も重要であるということでした。
医療は日々進歩し、自分は毎日毎日勉強の日々ですが、少しずつでも知識と経験を積み重ねていくことで、地域のみなさんの笑顔をつくるお仕事に携わることができたらいいなと思います。
さて、最近スタッフさんの治療もぼちぼち終わったり、新たに始まったりしてましたので、症例もご報告できればと思います。
20代女性、主訴は上顎両側2の捻転と反対咬合で、左上2番は歯ぎしりで欠けてしまったとのことでした。臼歯関係は1級(右側は若干犬歯2級)で下顎歯列の正中がやや右方偏位していました。


臼歯部はよく咬めており、側貌も問題なかったので臼歯の関係は崩さずに前歯のみ並べるようにしました。上下顎の前歯にIPR(1歯あたり0.5mm以下の量歯を削る処置)を行い、インビザラインにて治療しました。


約1年程度の治療期間(ちょっと慎重すぎました)で前歯の反対咬合は改善し、前歯部の強い干渉はなくなりました。(左上2はまた強く干渉してくるのが怖いとのことで少しオーバージェットを大きめに終了しています)
治療後はマウスピース型の透明なリテーナーを使ってもらい、歯並びを維持しています。今のところ経過は良好です。
別の方、20代女性、主訴は前歯部叢生で右側臼歯部はクロスバイトを呈しており、下顎骨正中は右方偏位を認めました。臼歯関係は右側1級、左側3級、骨格的には3級を呈していました。



側貌には大きな問題が無かったこと、下顎骨偏位に対する処置(顎骨の手術)や口元を下げたいといった要望はなかったことから、上顎をMSEで拡大し、非抜歯でマルチブラケット装置にて治療を行うこととしました。

↑MSE拡大前

↑拡大後
MSE(maxillary Skeletal Expander)は上顎の骨に歯科矯正用アンカースクリューを植立し、成人でも上顎骨の急速拡大を行うことができる装置です。(開かない方もいます)
先に上顎をMSEで拡大した後、少し骨ができるのを待ってからマルチブラケット装置にて治療を開始しました。


ある程度きれいに並んだところで、マルチブラケット装置を撤去し、インビザラインで治療開始しました。



まだ治療中ですが、良い感じに治ってきてるのではないかな?経過が楽しみです。
最近知り合いの方のお子さんを診察させてもらえることが増えてきました。そんな時、矯正歯科医になってよかったなあと思います。信頼に応えられるようにこれからも努力していこうと思います。
まだご報告できていないセミナーについても後々アップさせていただければと思います。
※矯正⻭科治療は公的健康保険の対象外の⾃由(⾃費)診療となります。
すっかり秋になりました
2019年09月20日(金)
久しぶりの更新です
9月15日、東北大学病院の研修医の先生方が3名当院の治療の見学にいらっしゃいました。
他県の歯科医師の先生から当院の見学を勧められたようで、嬉しい事です。
歯科医師として働いていく事で考え方等を伝えましたが、これは歯科医師一人一人構築されるものなので難しいですね、、、
今後も後輩に負けないように診療アップグレードしていければと思います。
5-Dのセミナーが終了してしばらくブログはお休みしておりました。
予約が確保し難い状況を改善するために、勤務医の百々先生に来て頂いております。
元々は東北大学の1年下の後輩で、同じテニスサークルに所属しペアを組んでいました。
勤務医の先生を雇用する時に難しいのが得意分野だったり、向上心があるのかの見極めだと思っています。
なので、できれば知り合いの先生から常勤の先生はお願いしたいと考えておりました。
ルーペ(拡大鏡)は使用するのか、セミナーや勉強会に自発的に参加しているのか
今まで1人で勉強することが多かったのですが、向上心がある仲間が増えるとモチベーションも向上しますね。
そんな百々先生ですが、休みを使って勉強頑張って頂いております
歯周病学会や

歯の根の治療等

今度東北大学関係で発表するとのことで、感心しております

色々とこのようなブログを書いておりますが、私の病院は一般的な保険医療機関の1つに過ぎません
保険診療を基本として日々診察させて頂いており、治療は基本30分、経過観察や消毒等の診察は治療の合間に見ております。
大学病院では患者さん1人に保険診療で90~180分まで診察時間を確保できますが、当医院では申し訳ないですが難しいです。
なので大学病院等での治療を受けられてきた方で当院に来院される方は、その点ご理解いただければと思います。
客観的に直せるもの、レントゲンやCTに移る病気や虫歯、歯周病は治療して改善させますが、歯の周囲の違和感、舌や口腔内の痺れ、時には歯の痛み(筋膜痛の錯誤通含む)は問題点があれば治療して経過を見て改善なければ、他の疼痛専門外来医療機関への紹介かより長期間の経過観察となります。
例を挙げれば、
内科、口腔外科等で口腔内の痺れや痛みの原因が分からずに来院された方は、虫歯も悪習癖もありませんでした。
私の病院にいらっしゃった時は舌の萎縮が現れていたので鉄か亜鉛またはビタミンB12の欠乏等の異常が考えられます
しかし、これまでの血液検査で鉄の項目は検査されててもビタミンB12の項目がなかったので、追加で再度検査依頼を抱いたところ悪性貧血(ビタミンB12欠乏)の診断でその治療により口腔内の痺れ、痛みが改善された方もいらっしゃいます。
なので感覚的な異常の改善の為に当医院で治療を行い、症状の変化が見られない場合は診断が難しくなります。
客観的なものであれば治療が必要なのでご説明しますが、それが感覚異常とリンクしているかは実際治療して見ないと判断出来ないことも現実あるからです。
特に筋膜痛は歯の痛みに似た症状も引き起こすことがあるので要注意です。
話は変わりますが、
歯内治療も毎回根の先まで治療出来ればいいのですが、それが難しい時もあります。

金属が根の先に詰まってしまっているケースです
専門家でないと分からないと思いますが、根の中に金属が見えます(左側の黒い穴の中)

色々と器具を使って取れてきたところです

今度は右の穴の中の金属を除去しようと試みますが、途中で金属が折れて根の先端に少し残りました


金属は残っていますが、痛みの再発もなく治癒も良好です。
金属が感染源にはならないのですが、しっかり薬剤で洗浄しようとすると取れればいいなといったところです。
治療は綺麗に詰めることでも、金属を取ることでもないと思っています。
感染しているものが取れて、生体の治癒反応がみられればそれは良しと判断します。
私は自分に出来る範囲内での治療を行います、どうか保険医療機関の一つということをご理解いただき来院の程宜しくお願い致します。
MTA,ドッグスベストセメント,3-mix、、、神経を残すには
2018年03月05日(月)
こんにちは。
3月3、4日と神経を残す歯科治療の勉強を神戸で行って来ました。
皆さんはできれば抜歯を回避して一生自分の歯で生活する人生を希望されると思います。
だからこそ出来るだけ抜かない治療、削らない治療、早い治療に人気が集まるのだろうなと思います。
どのような治療が本当に歯を長持ちさせるかどうか患者さんは分からないから、選択基準がそのようになるのもしょうがないと思います。
私の場合は出来るだけ再治療にならない治療、自分の歯が長持ちする治療をコンセプトにしています。
その為に抜歯が必要だと判断する時もありますし、削らせていただくこともあります。
大事な事は出来るだけ早い段階で適切な処置をする事です
小さな虫歯の時は限りなく歯のダメージを減らすように削る量を少なくし、ある程度大きな虫歯(ここの診断が重要)は多少削ってでもクラウンにして歯の破折を防ぐように対応、神経まで達する虫歯は感染した神経を除去して部分的に神経の保存に努める、神経の治療は限りなく感染を防ぎ再治療を回避する
この為には
・マイクロスコープを使用したダイレクトボンディング、適切に最小限削り精密に適合よく詰める
・適合の良いクラウン(ただし必要な分だけ覆うように、削りすぎ厳禁、ここも意外と知られていない)かつ歯科技工士も仕事に加わる為、双方がハイクオリティー出ないと質が落ちる
・ダイレクトボンディングを併用した神経保存
・CT,マイクロスコープ、ラバーダム、その他海外から輸入した機材、薬品を使用した根の精密治療
まだまだ一つの歯をしっかり残すのに必要な事はありますがこれだけのことが出来てようやく歯の永続性に繋がります。
さて、前置きが長くなりましたがこの神経の保存を行う処置、その上で審美的に仕上げるダイレクトボンディングを今回学んで着ました。
この神経の保存に使う有名な治療法が題名にあったMTA,ドックベストセメント、3-mixだと思います。
当院はMTAしか行いませんが、その理由は
MTAは感染を完全に除去して神経を直接保護するように使用しますが
ドッグベストセメント、3-mix共に感染部分を神経の上に残してその感染部分の上に置いて殺菌の効果で虫歯を直すとしていることです。
歯科医師なら細菌のバイオフィルムは殆ど薬効なりの殺菌効果を防ぐ事は当たり前のことですし、この方法は神経が第二象牙質を作ってくれるか、残した細菌の毒素が神経を殺すかの博打に思えるからです。(個人の感想です)
まあ、他にもそんなに素晴らしいものなら世界的に歯科界で流行っててもおかしくないと思うのですが
知り合いの先生も、国内外の大学病院も、海外の有名な先生も使用している人が一人もいません
MTAは今は世界中で無くてはならない材料になっています。根の治療や神経の保存について、この材料の使用がもはや海外ではスタンダードなのです。
しかし、日本の歯科大学では全く教えてくれません。
このコンセプトを達成する為に沢山勉強しましたし、多くの設備投資をしました。
今回も歯の保存と審美を両立するのに大変価値のある2日間でした。
治療を受けられた方はご存知かと思いますが、このコンセプトを守った治療するのに1時間以上かかることがほとんどです。
もちろん保険外治療で、インプラントでもなければセラミックでもない詰め物ですが、私は最も価値のある治療だと思っています。
お休み頂き有難うございました。
秋葉原 審美治療セミナー
2018年02月05日(月)
こんにちは、院長の岸川です。
今日は秋葉原で審美治療セミナーでした

歯科医師なら誰もが思うだろうMIとフェルールと被せ物に求められる歯の削除量のジレンマ
私もこのせいで保険治療での白い被せ物は推奨できない時があります
銀歯がいいとは言いません
しかし、保険治療での合着することを前提(完全重合レジンは接着しません)に過剰な歯の削除が求められる白い被せ物はあまりやりたくない治療の一つです。
恐らくこの治療法を選択する時は神経の治療をした後だと思います。
さらに歯の外側を白い被せ物に合わせて削除するとフェルールは無いことがほとんどで、もしフェルールを確保したと思っていても実際は厚みが足りてないことが多いのが現実です
毎回マイクロ、ラバーダムを使った根の治療を行なっていなければそれだけで再治療のリスクになる(感染が残ることが想定される)
ラバーを使いレジンコアを行なっていなければコアの接着不良が起こる
デュアルセメントでセットするとセメントの変色が起こる(アミンのせい)
他にも沢山の再治療のリスクを持っています
そしていざ再治療にかかるともう殆ど歯が残ってない為、抜歯目前になる可能性すらあり得ます
もちろん元々再治療スタートで残存歯質が少なければ咬合等をみて作ることもありますし、虫歯が大きく銀歯と比較してもデメリットがあまりなければ積極的に白いものを入れてあげたいとは思っています。
ですが保険治療で歯質が残せるのであれば薄く削ってフェルール確保できる最小限の切削がベストだと思います。例え銀歯だとしてもです(金属の劣化等のデメリットも考慮した上で)
歯質が多いほど再治療できる回数が多い
エナメルが残せるので接着に有利、かつ歯の歪みが抑制できる。そのことでセメントのウォッシュアウトの頻度が下がり脱離直前に起こる歯の破折リスクを減らせる
縁上マージンで歯頚部にエナメルが残るためカリエス、歯周病のリスクを減らせる
形成やり方や諸々の知識を持っていないと銀歯でもメリットが全く残らない状態になりますが
その為にセラミック治療を想定する時はジレンマがありました
必要な削除量とフェルールの確保です。
アンレーも一つのチョイスですが色が難しい時(審美をしっかり改善したい時)はどこまで削ろうかと悩みますしフェルールを削ってでも審美を優先したこともあります。
セラミックは接着可能なので取れてくることは今の所ありませんでしたが、これからもずっとそれが維持できるかどうかは分かりません。
接着工程は難しく、前歯3本セットするのに一時間以上かかり他の皆さんはどうなのだろうと思っていました。
今回は去年の国際審美学会の大会で拝聴した二宮先生のレクチャーがあったので再度受講して来他のですが、
二宮先生は前歯6本は半日アポとのことで、こだわりと緻密な作業はやはり時間がかかるのだと安心しました。

去年の講演で、今まで見た事ない歯の永続性を考えた治療を見てもう一度お話を聞きたいと思っていたので今日のセミナーはすごく楽しみにしていました。
やっぱり診療休んでも行って良かったかなと思います。
悩んでいた事への解決策を提示して頂きました
保険外治療の知識ですがその中には保険内治療にも落とし込むことが可能なものもあります。
今後も最善の治療を提供できるようにアップデートして行きたいと思います。

