ラバーダムは良い、しかしzooも悪くない
2018年01月17日(水)
こんにちは、アクロスプラザ 富沢の岸川デンタルオフィス院長です。
題名から専門用語です、読まれてる方も歯科関係の方でしょう。
今回は汚染防止のお話です。簡単にいうとそのような装置について書いてみます。
歯科関係者であればラバーダムの優位性はご存知かと思います。
そしてラバーダムがいかに臨床で目にすることが珍しいかもお分かりかと思います。
保険治療ではコスト削減、時間削減、患者さんも不快感が出る(嫌がられる)等のデメリットがとても多い。
昔は保険でもラバーダム1回300円くらい?の報酬があったらしいですが、私が歯科医師になった頃は無くなってました。
やっても患者さんは不快感が多く、報酬はなく、ボランティアで材料を使わないといけない。。。。
口コミが経営に強く影響する歯科医院では確かに廃れてくるのも納得です。
やらない方が早い、快適だと患者さんが感じられるなら、それは上手な歯科医院だと認識されるからです。
根尖2mmとかの制限つけるよりラバーの方が臨床上大事だと思うんだけども、、、
詳しくはgoogleで調べてみてください。
そんなラバーダムですが、代替品として性能は劣りますがzooという装置があります。
以前から存在は知っていましたが胡散臭くて使っていませんでした。
開業直後に後輩と話す機会があり、悪くはないと聞いてものは試しに購入してみた所、、、、、
いい!
お手軽、かつ許容範囲内。特にラバー出来ない歯冠長ではいい感じです。
先日zooを使ってダイレクト行いました。
銀歯の下の虫歯、全部外す予定は無かったけどセメントの劣化がマージンに限局していなかったので除去。
案の定リケージ(感染)していました
着色だけに見えますが、実は軟化した歯が着色下に大きく存在しています。
神経近くまで進行した虫歯の治療です。
遠心の歯冠長がなく歯肉からの滲出液をラバーだと抑えられるか心配だったのでzooを選択しました。
ダイレクト直後、マイクロ映像なのでオレンジ色に見えます
時間が経てばもう少し馴染んでくるでしょう。
zoo持ってない人はオススメです。滅菌が嵩張るけど、、、、、
後輩くんありがとう。