5-D アドバンスコース終了
2019年02月18日(月)
今月無事に一年間の歯科治療のセミナーが終わりました。
最終日は講師の先生方の伝えたいことを一日聴講する日だったのですが一番面白かったですね。
歯科治療には様々な方法や考え方があり、歯科医師は様々な考え方や知識を総合して治療法を決定します(保険の制約もありますが)
自分が選択しないだろう治療方法もこの聴講の中で「出来れば避けたい方法」として治療の経過を見せて頂くと
ああやっぱりな、と思えたり
ハイレベルなケースを見ると歯科治療の難しさを痛感します。
今後も知識のアップデートを行いながら、患者さんに還元出来ればと思います。
私は治療はシンプルに、トラブルが起きたら対応しやすく、患者さんの侵襲を少なくを基本的に考えています。
抜歯後はインプラントを避けることが可能であれば検討し、削らずに済むのであれば提案してみるようにしています。
根が割れて抜歯が余儀なくなった後の状態ですが噛み合わせをみるとセラミックの接着ブリッジも適応と考えました。
特にインプラントの場合は造骨も必要になる可能性があります、接着ブリッジであれば一本の歯の裏側を最小限に削り対応可能です。
この接着ブリッジの場合は仮歯や接着前の処理を工夫しなくてはいけませんが殆ど歯を削らずに(左隣の歯の裏側のみ一層削っています)この結果であれば歯の保存に貢献出来たのではないかと思っています。
他にも
審美的な改善を希望された患者さんです
矯正治療もお話しましたが承認を得られず、歯周外科とダイレクトボンディングで対応しました。
歯は一切削っていません
歯肉は単に切除すればいいわけではなくなぜこの形態になったのか、骨はどの位置にあるのかを確認する必要があります。
必要に応じて骨も理想的な形態に調節をかけた上で歯肉の形態も仕上げました。
歯を削っていないことはその後のトラブルへの対応も非常に簡単になります
車でも車検したり、メンテしたり、パーツ交換したりと必要になるのと同じく、口腔内もメンテが必要だったり、修復が必要だったりします。
いかに自分が対応可能な形で仕上げるかは大事な事だと思います。
気になるかたは一度ご相談してください