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噛み合わせの重要性

2018年07月03日(火)

どうも、院長の岸川です。

 

 

今回も東京に勉強しに行って来ました、大学で教わることとは全く異なる考え方、知識を教わりました。

 

 

 

ある程度は知っていましたが、発生学、生物学も含めて歯の形態を教わるといかに天然歯が大切か、天然歯の模倣が重要かが分かります。

 

 

 

 

 

患者さんにもお話しさせて頂く事もありますが、人の歯は垂直方向に機能する分には周囲の筋、歯牙、歯周組織には害が起きないようになっています。

 

 

 

 

 

 

しかし、歯の磨耗、治療によって歯の形態が変化する事でただ噛むだけでは食物を細かくする事ができなくなり、すり潰す為に歯を横に動かして食事するようになります。

 

 

 

 

そうなる事で前歯のすり減り、顎関節の負担、噛み合わせの変化、一番困難になるケースが気道の圧迫や顎関節の位置変化による耳介側頭神経の障害における顎顔面領域の疼痛です。

 

 

 

 

 

そこまで噛み合わせが変化するともう普通の治療では改善は難しくなります。

 

 

 

 

4歳児ぐらいは食事する時の顎の動きは乱れて一貫性がないですが、成人すると噛み合わせに問題がなければ垂直な動きに統一されて行きます。

 

 

 

 

 

しかし、噛み合わせが悪いと(元々が開口、反対咬合だったり、治療による噛み合わせの変化)この顎の動きは4歳児と同じような乱れた動きになるそうです。

 

 

 

 

 

そして乱れた噛み合わせに合わせて顎がズレて適応するのでそのズレを発見する事も難しいのです。

 

 

 

 

患者さんの前に出てくることは無いですがこの咬合器も噛み合わせの治療の為に購入しました、結構高価な買い物でしたが噛み合わせを見るには必要なものです。

 

 

 

 

但し、やはり噛み合わせの治療は簡単に出来るものでは無いことが日本でのトップレベルの治療をみると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、必要なことはいかに噛み合わせをズラさないで治療をするのかが重要だと思います。

 

 

 

 

その為には精度の良い被せ物をしっかりと天然歯を模倣した状態で再現することです。

 

 

 

 

 

天然歯を模倣することで咀嚼効率が低下せずに、顎の動きに変化を起こす可能性が少なくなります。

 

 

 

 

平坦な歯の形態はやはり咀嚼効率も低下、顎の動きの乱れが見られるようになります。

 

 

 

 

上のセラミックは当院が契約している技工士の方(セラミスト:セラミック専門の歯科技工士)に作って頂いたものですが、やはりしっかりと歯の形態が模倣されています。

 

 

 

 

 

その人の元々の歯の形態にもよりますが、保険の被せ物はやはりある程度の模倣が限界なのかもしれません。

 

 

 

 

それでも噛み合わせの調整の際は出来るだけ咀嚼効率も考えた調整をしていければと思っています。

 

 

 

 

 

セラミックには他にも様々なメリットがありますが、大事なことは誰が作るか、たとえセラミックの材料を使ったとしても歯の形態を考慮した形で仕上げてくれる技工士の方でないと、、、、、

 

 

 

 

 

うまく伝えられたか疑問ですが、歯科治療は本当に小さいことの積み重ねです。小さな綻びが積み重なると顎の変位、顎顔面領域の神経痛など様々なトラブルに繋がる事もあるというです。

 

 

 

 

 

今後もできる限り歯科診療頑張っていければと思います。

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